2014年10月13日月曜日

プラダを着た悪魔


 記者志望の若い女性が、人気ファッション雑誌の冷徹で悪魔のような女性編集長の下で働く話。

 ニューヨークのお洒落ヒエラルキーの頂点にいるファッション業界の人々の厳しくも華やかな暮らしが描かれる。筋書きに関しては御都合主義の感が否めないが、主演アン・ハサウェイの容姿、表情、佇まいが美しく、お洒落で楽しい映画である。

 観終わったときに思い浮かんだのはwell-dressed manとして知られる元国連事務総長コフィ•アナン氏の以下の至言。着る服や装飾品とは、決断と取捨選択の連続である人生の可視化された象徴なのである。

 “To live is to choose, but to choose well you must know who you are and what you stand for, where you want to go and why you want to get there.”
(生きることは選択することだ。しかし、良い選択をするためには自分自身が何者か、何を代表しているのか、何処へ行きたいのか、そして何のためにそこに行きたいのかを知らねばならない)

   

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