2015年4月9日木曜日

おひっこし


 『無限の住人』の作者、沙村広明の掌編2個入り。筆者の個人的なイメージとしては、サブ・カルチャーが流行っていた2000年頃の東京の大学生の色恋テイスト日常コメディ。下北沢(東京に住んだことないので偏見だが)あたりが舞台の青春群像劇。

 ひねくれた趣味が生み出した、オシャレ面白い2000年代のサブカルって感じの漫画である。個人的にクリーンヒットする感動や笑いはあまりないが、劇画力の無駄遣いを積極的に実践しているあたり好感。

 MVPはこじれたヘビメタ好きの友人の木戸君でしょう。
   

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